別嬪であるってのはそれなりに価値のあることなのだなぁ。
とどの短編を読んでも思う。
岩井氏の男の主人公は、男の視点のようで
やっぱり女の視点、であるのですよ。

女性の匂い立つような奥からの色気、
特に同性でしか感じられない色気を
そのままその女性の魅力として位置付けてしまっているから、なんだか話としてアンバランス。
主人公自体のアイデンティティーというか、
そういうものの印象があまり感じられないのはその所為だと思う。

いや、そこがこの人の作風だと思うけど。
どの主人公も一緒じゃん。只の語り部。



★★★☆

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