ISBN:4396207557 新書 伊坂 幸太郎 祥伝社 2003/02 ¥880

この人の本は初めて読んだのだが
なかなかにしてこの表現力。
4人の銀行強盗の話だが、
キャラをちゃんと立たせているにも関わらず、
それに頼りっきりじゃないのは御立派。
テンポがよくありていに言ってしまえば
騙し騙されの連続なのだが、
安心して見ていられるのは
登場人物たちと同じように
読者もリーダー成瀬を信頼しきっているからだと思う。
そこまでこちらに人物像を想像させられる作者の手腕ではないか。

ま、敢えて言うならば、
雪子の絶対時間能力と
成瀬の嘘発見能力はもう一寸上手く使えたんじゃないのかなー、と。

また、機会があったら他の作品も読んでみよう。

★★★★☆

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