ISBN:4344001257 単行本 新堂 冬樹 幻冬舎 2001/10 ¥1,890
陳腐で自己満足的な恋愛小説しか書けないくせに
世間を見下し自分の無力を認めない作家主人公。
ある時期を境に始まった家庭崩壊。
息子に蔑まれ、使い走りをさせられ、暴力を振るわれ
段々失われていく父親、いや人間としての尊厳。
なぜ息子はいきなり豹変してしまったのか…。
って本なんだけど、特筆すべきは上巻。
豹変した息子の発言・暴力が、ただでさえ自尊心の高い主人公の
全てを踏みにじっていく過程がもう、胃が痛くなるほどの臨場感。
特に唯一の味方であった妹の詩織にまで手が及ぶ所など
くらくらと眩暈がしたくらいだ。
まぁ、最後の1/3は無くても良かったかな。
★★★★
陳腐で自己満足的な恋愛小説しか書けないくせに
世間を見下し自分の無力を認めない作家主人公。
ある時期を境に始まった家庭崩壊。
息子に蔑まれ、使い走りをさせられ、暴力を振るわれ
段々失われていく父親、いや人間としての尊厳。
なぜ息子はいきなり豹変してしまったのか…。
って本なんだけど、特筆すべきは上巻。
豹変した息子の発言・暴力が、ただでさえ自尊心の高い主人公の
全てを踏みにじっていく過程がもう、胃が痛くなるほどの臨場感。
特に唯一の味方であった妹の詩織にまで手が及ぶ所など
くらくらと眩暈がしたくらいだ。
まぁ、最後の1/3は無くても良かったかな。
★★★★
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