ISBN:4062111101 単行本 重松 清 講談社 2002/02 ¥1,785
リストラされ、家庭もめちゃくちゃ、嫌っていた病床の父親から「電車代」をせしめて生活費に充てる主人公。
「死んじゃってもいいかな」なんて思ったとき、目の前に現れたオデッセイ(赤)。
乗っていたのはいつか新聞で見た事故で死んだ8歳の子供とその父親だった。
主人公は、オデッセイでドライブをしながら
どうして自分の人生はこうなってしまったのか、その起点にたびたび戻るのだ。
何をしても結局はなにも変えられない主人公と
その主人公の(ある意味)相方、若き日の自分の父親。
よく出来た話だとはお世辞にもいえない。
言葉足らずは多々あるし、心の移り変わりも無理矢理といえば無理矢理。
でも、ちゃんとココってツボは絶対外さない。
それは本当に小さな台詞だったりおそろいのフリースだったり。
やっぱり、根底にちゃんと血が通ってるからだろうなぁ。
私がもしオデッセイに連れて行かれるなら一体何時にだろうか?
高校1年生の冬?21歳の夏?
★★★★
リストラされ、家庭もめちゃくちゃ、嫌っていた病床の父親から「電車代」をせしめて生活費に充てる主人公。
「死んじゃってもいいかな」なんて思ったとき、目の前に現れたオデッセイ(赤)。
乗っていたのはいつか新聞で見た事故で死んだ8歳の子供とその父親だった。
主人公は、オデッセイでドライブをしながら
どうして自分の人生はこうなってしまったのか、その起点にたびたび戻るのだ。
何をしても結局はなにも変えられない主人公と
その主人公の(ある意味)相方、若き日の自分の父親。
よく出来た話だとはお世辞にもいえない。
言葉足らずは多々あるし、心の移り変わりも無理矢理といえば無理矢理。
でも、ちゃんとココってツボは絶対外さない。
それは本当に小さな台詞だったりおそろいのフリースだったり。
やっぱり、根底にちゃんと血が通ってるからだろうなぁ。
私がもしオデッセイに連れて行かれるなら一体何時にだろうか?
高校1年生の冬?21歳の夏?
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