ISBN:4062108569 単行本 高野 和明 講談社 2001/08 ¥1,680
つまらない傷害致死によっての2年の実刑を終えて出所した主人公。
出所した主人公を待っていたのは、殺してしまった被害者への損害賠償と世間の冷たい目に耐えている両親だった。
そこへ刑務官の南郷が現れて仕事を手伝わないか、と誘われた。
成功報酬は一千万。期間は3ヶ月。
目的は、記憶喪失で死刑の確定している男の無罪の証拠を集める事。
南郷と主人公の証拠探しの3ヶ月が始まる、と。
「あのぅ、あなた死刑を宣告された事、あるんですか?」
「あのぅ、もしかして前科もちでいらっしゃる?」
「あのぅ、前の職場は刑務官でいらっしゃった?」
と思わず尋ねてみたくなるほど、心理描写が妙にしっかりしてる。
テーマは「罪と罰」か?
ヒトがヒトを裁くってのはどういう事か。
ヒトがヒトを殺すってのはどういう事か。
重いテーマにもかかわらず、物語として面白い。
二転三転する物語にいちいちビクッとする。
映画化されてたよな。確か主人公は反町。
……見てみようかな。
最近読む本は割と良作揃い。嬉しいねぇ。
★★★★
つまらない傷害致死によっての2年の実刑を終えて出所した主人公。
出所した主人公を待っていたのは、殺してしまった被害者への損害賠償と世間の冷たい目に耐えている両親だった。
そこへ刑務官の南郷が現れて仕事を手伝わないか、と誘われた。
成功報酬は一千万。期間は3ヶ月。
目的は、記憶喪失で死刑の確定している男の無罪の証拠を集める事。
南郷と主人公の証拠探しの3ヶ月が始まる、と。
「あのぅ、あなた死刑を宣告された事、あるんですか?」
「あのぅ、もしかして前科もちでいらっしゃる?」
「あのぅ、前の職場は刑務官でいらっしゃった?」
と思わず尋ねてみたくなるほど、心理描写が妙にしっかりしてる。
テーマは「罪と罰」か?
ヒトがヒトを裁くってのはどういう事か。
ヒトがヒトを殺すってのはどういう事か。
重いテーマにもかかわらず、物語として面白い。
二転三転する物語にいちいちビクッとする。
映画化されてたよな。確か主人公は反町。
……見てみようかな。
最近読む本は割と良作揃い。嬉しいねぇ。
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