ファンタズム

2006年1月8日 ★★★
ISBN:4061822926 新書 西澤 保彦 講談社 2002/12 ¥798

アマゾンの紹介文にはこうある。
“騙されるな!よく出来た物語に。”

うん。この一言に尽きますな。
さすがコピーを書く人は良く分かってらっしゃる。

西澤保彦の物語の醍醐味って何処だと思います?
私にとっては“どんなに非日常な設定でもルールが守られてる所”
なんですよ。
七回死ねたって、テレポートできたって、複製されたって
提示してあるヒントに乗れば必ずからくりが分かる所。

いや、“幻想ホラー”というのを見ずに読み進めていっちゃって。
確かに西澤氏っぽい良く出来た非常に面白い事件なんだわ。
(えー。これにどんなロジカルな展開図が!!?ワクワク
どんな風にこれにうまくサゲ付ける気ですか!?ドキドキ)
と読み進めていっちゃったんです。ハイ。

だから、これは『本格ミステリーの皮を被った幻想ホラー』なのだよ…。
理屈なんかありゃしねぇのよ。
これはミステリーじゃない。

じゃぁ私からも。
“騙されるな!よく出来た物語に。”

★★★

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