ISBN:4063724948 コミック 李 学仁 講談社 2006/01/23 ¥580

三国志に興味が出たのはコレが一番初めだった。
曹操や趙雲や夏候淵や、たくさん絡むたくさんの人々の事をもっと知りたいと思い
書籍(北方三国志まで)や関連書籍を読み漁った。

そんな私は関連書籍を読めば読むほど曹操というヒトが分からなくなっていく。
『曹操』なんて曹操メインで書いてあるにもかかわらず。だよ?

まぁそうやって色んな所から知識を得ちゃったあとに
この最終巻を読んじゃったもんだからその理不尽さったら無い。
漫画はレビューしない、って決めてたこのブログに
「中途半端な終わり方。消化不慮。」って絶対書こう。
と思ったほどなのだけれども。

一晩空けてもう一度読んで、感想が180度変わった。

数ある三国志関連書で、ここまで曹操という人を
魅せる作品が他にあったでしょうか、と思った訳なんだよ。
少なくとも、この作品は曹操の初めから終わりまで、を書いた。
で、曹操が死んだらそれで終わり。
三国志は、歴史は死後も続くけれどもそこに曹操はいない。
曹操がいないならこの物語に意味は無い。
そう、それもアリなんじゃないかなー。って思ったんだ。

勿論、他の武将をとても魅力的に書く作者の方なので(変な日本語)
関羽の没後の張飛や劉備(お。流石に一発変換できた)も見たかったし
孔明と仲達の絡みも絶対面白かったはずなのに見られなかったのは残念だなぁ。

これからどんな関連書を読んでも、私の曹操像はすっかり根付いてしまったよ。
そりゃもうトラウマの如く。

ここ最近で一番ガッツリ読んだ漫画っした。



★★★★

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