ISBN:4883790681 コミック 西岡兄妹 青林工芸舎 ¥1,575

ドウモ―。オヒサシブリデェス。(ラーメンズノリで)
相も変わらず本には触ってないのですが
たまには更新したいので更新します。(頭悪そう)

お兄ちゃんがストーリーを作って妹が絵を書く、という
この西岡兄妹なのですけれども、
ストーリーたるストーリーがあるようで無い。
言いたいことも有るようで無さそうで。

そう、とにかく境界線レス。

世界と自分とか
現実と夢とか
自分と他人とか
男と女とか
光と闇とか
善と悪とか
生と死とかが

紙一重なんて距離のある描かれ方じゃない。
おなじ物として描かれるんだ。

まぁ、物語を色々穿った見方をするのも面白いけれど
一ページ一ページが額に入れて飾れるくらい綺麗なのよん。
一度手にとって見てぺらぺらと見てみて。
合わない人はそれっきりもう関わらなくてもいいけど
何かしらを感じる人には、手放せないものになりますよ。

あんまり漬かっちゃうと疲れるんだけど。

オススメは顔の無い女のお話。 

男の独白。
「僕がタスケテクダサイというのは
タスケテクダサイということなのか
タスケテクダサイと叫びたいと言うことなのか」

顔の無い性格の良い女と暮らし始めたその男が
ちょっとした好奇心から女の顔に挿入する。そしてすぐに射精する。
癖になって女の顔に射精していた男。
好奇心で女の顔を覗き込み、足を滑らせ吸い込まれる。
その中は月が一つ。あとは闇、闇、闇。
そして最初の独白に回帰。

新作はもう出ないんだろうか。



★★★★☆

コメント

繭
2006年11月9日9:19

西岡兄妹にはまるきっかけはこの本だったなあと思い出しました。この中では「夜」が好きです。新作は漫画というよりは絵本の形態で出ている事がここしばらくは多いみたいですね。

鈴
2006年11月9日11:30

西岡兄妹、わたしも好きです。「地獄」だったら幽霊になった女の子の話が。
「心の悲しみ」(でしたっけ?)あの本が淡々としていてすごく好きですねぇ(´∀`)

舌足らず
舌足らず
2006年11月15日5:16

>>繭さん
おひさしぶりです!公式サイト見たら新作もちゃんと出てるみたいですね。妹さんの方のソロ(っていうのかしらん)で。
公式サイトのBBSは兄様ご本人がコメントなさってるみたいでなんか面白いです。
最近私も自炊したい病が。

舌足らず
舌足らず
2006年11月15日5:19

>>鈴さん
どうもどうも!西岡兄弟の作品は割とどれも好きです!『ぼく虫』も!
DNでリンクしてる方は結構好きなんじゃないかなーと思ってましたが。ふふふふ。やっぱり。居た。
リアルタイムで西岡兄弟知ってる人いませんものー。
私も無印行くとついつい予定外の物を買ってしまう性質です。

飛魚
飛魚
2006年11月15日20:12

今回は相互リンクをいただき、ありがとうございました!
西岡兄妹……初めて聞きました…
というより、うかつでした…。
舌足らずさんのあらすじを読むだけでも面白そうなのに
まったくチェック無しだったとは。
 
今度、本屋かもしくはマニアックな本屋(笑)へ行って
チェックしてきます。
今後ともよろしくお願いいたします。

舌足らず
舌足らず
2006年11月25日4:16

いやいやいや!こちらこそすいません!!恐縮っす!
西岡兄妹は新刊も出たみたいなので
お手すきの時にでもチラッと手にとってみて下さい。
ああ、ちなみに稀に生理的にどうしても気持ち悪い、と仰る方もいらっしゃいますので。(笑)

わざわざありがとうございます!
コンゴトモヨロシクー。

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