ISBN:4043470053 文庫 小林 泰三 角川書店 2003/03 ¥540

古い家に引っ越してきた一家が気付く
『その家にずっと棲んでいる‘もの’』
その‘もの’が形として表れるまでの描写が怖い。
なんだか良くわからないものに対する恐怖、
とくに‘暗闇’に潜んでいる何かへの。

上手だな。小林ヤスミ。(たいぞうって読まないでね)
玩具修理者で名が売れた感のある彼だが
なかなかの短編書きでいらっしゃる。
三津田信三・小林泰三・岩井志麻子。
最近のホラー小説は粒ぞろい。

個人的には『食べる事と殺す事』を題材にした
『食性』が良い。原罪を上手にホラーに絡めてると思う。極端だけど。

★★★☆

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