ISBN:4163235108 単行本 角田 光代 文藝春秋 2004/11/09 ¥1,680

作者の方は女の群れに随分嫌な思いをしたんだろうなぁ。
私自身も実感するのだが、女性対女性の友人関係ってのは
ある種のルールがいつだって付きまとうもので、
それをこうバキッと目に見える形でなんの嫌味も無く
描き切った彼女は本当に筆力のある作家さんなのだなぁと思う。

えーと、この本はこの一文に尽きるね。引用。
「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、
ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、
うんと大事な気が、今になってするんだよね」


多分これが正しくあって欲しいのは、世の心理でなくて彼女の願望。
そして私自身の願望。


★★★★

コメント

ノリ
ノリ
2006年2月7日18:08

ちょっとお邪魔しますー。
実はこの本が前々から読んでみたかったのですが
ハードカバーの本って僕にとってはすごく手の出しにくい代物なので、迷ってる最中レビューされてるのを拝見して
ついついコメントです。
書店に行くと、どうやらドラマ化(映画化?)されるそうなんですが、映像化と聞くと興ざめする性格なので
文庫になるまで待つことにします(笑
突然のコメント失礼しました。

舌足らず
舌足らず
2006年2月7日18:21

コメントありがとうございます!
売れてるみたいですね。さすが直木賞。
ハードカバーは重いし高いしかさばるし。ですね。ヒヒ
どうでしょう。内容だけ言えば男性の方にはちょっとピンとこない内容かもしれませんねー。

私はこの本が初なのですが上手な作家さんですねぇ。
ご丁寧なコメント、どうもありがとうございます。

ノリ
ノリ
2006年2月8日21:24

レスありがとうございます。
ですよね。重いし高いし嵩張る。
男性向けではないんですかねー。女性が主役だといろいろと弊害があるのかもしれないですね。男性にとって。

文庫まで待つか、古本で買うことにしますー。
度々申し訳ないです。

舌足らず
舌足らず
2006年2月10日6:26

コメントのレスありがとうございます(キリ無い・笑)
そうですねぇ。女性同士の友情物語ってのは
なかなか男性の方にはリアリティの無い、というか
実感を伴わない物だと思うのですが…どうなんでしょう?笑
もしご覧になることがあったら是非感想をお聞きしたい物です。

ブックマークさせていただきますねー。

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