最終兵器彼女 (7)

2006年4月11日 読書
ISBN:409185687X コミック 高橋 しん 小学館 2001/12 ¥680

どうしようかなー。やめとこうかなー。
と、このブログに始めてから
この文を書いては消し、書いては消し、を繰り返していた。
だが。
逃げるのは止めだ。
言いたいことを言わずに何が個人ブログだ。
と言う訳で言っちゃいます。

私、この物語、好きじゃないです。
あー。スッキリした。

まぁ、ご存知の方は多いと思うんですけど
こりゃ主人公のメガネ男子の彼女が兵器で
兵器ゆえに戦争に借り出されるってものです。
ちなみにこの作品、ファンがめちゃ多い。私も薦められて読んだ。

まぁ、気持ちは分かりますよ。
これでもか、ってくらい物理的に痛めつけられる彼女と
その彼女を傍で見ていることしか出来ない彼氏。
まぁ恋愛ものとしては、気持ちが分からないことも無い。

ただ、必然性ってのが全く感じられないからなんかなにもかもが希薄。
中途半端な戦争描写も、なぜちせが兵器なのかも、
ちせのキャラクター形成も。あの性格は神の領域だ。

なんか有名な格言で
『宇宙をただ一人の者に縮め、ただ一人の物を神にまで広げる事。それが恋愛である』BYユゴー
ってのがあるけど、私は全く同じ感想を持ったよ。
恋は信仰か?もっと汚くてエゴイスティックな物じゃないか?

ちせという神を信仰する世界観。
恋愛ものというにはあまりに身勝手で、信仰と言うにはあまりに陳腐。
だからなんかこの物語は、怖い。

追記:なんか『NANA』への文句はいくら書いても怖くないのに
これに関する感想は何故か書くのが怖い。
多分私が一番怖いのは信仰心なんだ。この作品への信仰とか。

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