今日は読書感想文を書いた所でなんか気が済みました。
でお馴染み舌足らずです。室井祐月が内田春菊化しない様祈ってる。
しかも割と真剣に願ってる。

中村うさぎ・室井祐月・内田春菊・姫野カオルコ・高村薫
江國香織・桐野夏生・山田詠美・小池真理子・小野不由美・恩田陸。
なんで女性作家って奴は両極端に分かれるんでしょうね。
『痛々しい女キャラ(大抵ビッチ化)を味とする』グループと
『異様なまでに性別を感じさせないクール文体』グループ。

前者は中村うさぎ・室井祐月・内田春菊・姫野カオルコ・江國香織・山田詠美。
後者は高村薫・桐野夏生・小野不由美。
例外は小池真理子と恩田陸。小池真理子の方は文体に女性の匂いが漂うのに
淡々としすぎるから江國キャラみたいにみっともなくない。
(江國キャラのみっともなさってのはこの方独特で
私はその、女性ならではのみっともない女性の書き方に妙に共感できない。
多分、村上春樹に感じる違和感と同じなんだと思う。
あの“自己陶酔”の臭いがどうも鼻につく感じ。)

おっと。脱線した。

前者の女性作家の書く本がどうも苦手らしい、と気付いたのは最近のこと。
高校時代は山田詠美や姫野カオルコを好んで読んでいたのになぁ。
どこかに書いたと思うんだけど、
私は『好きな物と嫌悪感を感じる物が同じ様に気になる』性格で
前者女性作家を割と読むようにしてたんだけど
なんで嫌悪感を感じるのか解ったよ。

不安定だから。

誰かと比べられて沈んで、男を作って寂しいのを埋めて貰って
寂しいって感情を文体のあちこちに垂れ流して
モテないキャラを演じて歳を取った自分に言い訳をして
結局は開き直る。皆揃ってそんな感じに思うからだ。
『セックスでしか満たされない部分を知らない貴方はかわいそう』
みたいなセリフがポンポン出るのもこっちだけだ。
優越感と劣等感が交互に混ぜられてやたら滅多ら不安定だ。
『女は群れる生き物でそんな女が私は大嫌いだ』と
全身全霊で訴えた所でそんなんほとんどの女が思ってる事で
(女の集団化で嫌な思いをしなかった女ってのはごく少数じゃないだろうか)
それでもどっかで折り合いをつけて皆生活してるんですよ。

だから男をとっかえひっかえするのじゃないかしら、とも思う。
男の人が女に要求する物ってのは割とわかりやすい。
下手すりゃ穴扱いだしね。しかもそういう男の性的衝動こそ
不安定な女には救いなのではないかしら。
だって文字通り“求められてる”訳ですから。
同性ってのはその辺シビアですからね。
『優越感を持った目』なんかに非常に敏感だったりするよ。
そうだな。不安定な女ってのは下手なんだな。立ち回りが。
で、『自分の感情は自分で処理しない事にはきりが無い』という結論に
なかなか辿り付かない。

『私は女が好きだ』『私は女が嫌いだ』では
いつまで経っても話が前に進まない事に何故気が付かないのだろうか。
好きだ嫌いだでは本当に何も解決しない事に気付いてから
私は一切『嫌い』という言葉を使わなくなった。
(このサイトでも一回も使ってないよ)
『私は女をこういう生き物だと思う。』と1回全部受け止めてから
良い所と悪い所(とそれに対しての対処)を考えた方がどれだけ生産的か。
『女は群れるから嫌い。セックスは好き。男といる方が気が楽』
というだけでは行き詰まるぞ。で不安定に拍車がかかる。

で、それを地で持ち味として作品公開しちゃってる女性作家を
私は痛々しいと思うのだ。だからあまり読まなくなるのだ。

勿論それは自分にも言える事だし、女なら割とドキッとする感情だからこそだ。
その痛々しさに身に覚えがあるからドキッとするのだよな。
男にはちょっとわからない部分もありそうな感じだから
これらの女性作家の作品ってのは主に購読層は女性な訳でしょう?
男性にもわからないし、女性にも共感を得られなかったら
どこに行くのだろうか。女性作家は何処へ行くのだろうか。

あ、ちなみに今日の日記は超独断と偏見で書いたので
上記女性作家(特に前者グループ)ファンの方、
お気を悪くされたらごめんなさい。馬鹿の言う事だから気にしないでね。

コメント

ノリ
ノリ
2006年6月1日23:26

室井さんはちょっとわかる気がします(笑)
社説やコメンテーターとしての彼女を見てですが。
でも「「女性」だから」みたいな女々しさを全面的に異性に見せる女性よりは、さばさばしてて好きです。
なるほどーと思ったので、コメントしちゃいました。

舌足らず
舌足らず
2006年6月5日2:03

ノリさん、ご無沙汰してます!
室井さんは私も好きなので、内田春菊化がこれ以上進んで欲しくないのですよー。
ある意味「女性らしさの上の女々しさ」を全面に出せる人のほうが最近生き方上手なような気がしてます。
突っ張って生きていくのは、甘えベタで妙な自尊心を持っている故に、ですものねぇ。
自分にも他人事ではない話でございます。はは。

コメントありがとうございます。滅多に付かないから嬉しいっス!

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