ISBN:4408534846 単行本 伊坂 幸太郎 実業之日本社 2005/12/10 ¥1,600
伊坂幸太郎の本で凄い所ってのは
『前のより全然面白かった』でも無く『前の方が面白かった』でも無く
『前作は前作で面白かったけど今作は今作で面白かった』
と一作一作の印象がちゃんと違ってしかもそれぞれが水準以上だ、ということに他ならないのではないだろうか。
で、今回は青春小説風。
妙に飄々としてる主人公をはじめ、軽薄な鳥井君(どうしても逆転裁判の矢張君を思い出してしまうのは私だけか?)
無表情の美人女王東堂ちゃん、ちょっと類を見ない感じの演説キャラ西嶋君、超能力者南ちゃん。
(あれ?西澤保彦の匠千暁シリーズと似てる!)
誰もが送るような日常生活を送る中での一連の事件。
まぁギャングの感想でも書いたけれど、都合のいい展開というのはある種の娯楽作にとってはテンポよく話が進む為にまぁ仕方が無いと思うので、ここでは気にしないことにするけれども
その都合のいい展開の上で作られてる本作のテンポってのは
飽きさせず中だるみもせず流石にちょうど良いものになってました。
特にクライマックスの主人公と鳥井君の「セドリック!」は
頭の中にはっきりと場面が浮かび上がってくるほどの私にとっての名シーン。
うん。伊坂は現代作家界の良心だ!
★★★★☆
伊坂幸太郎の本で凄い所ってのは
『前のより全然面白かった』でも無く『前の方が面白かった』でも無く
『前作は前作で面白かったけど今作は今作で面白かった』
と一作一作の印象がちゃんと違ってしかもそれぞれが水準以上だ、ということに他ならないのではないだろうか。
で、今回は青春小説風。
妙に飄々としてる主人公をはじめ、軽薄な鳥井君(どうしても逆転裁判の矢張君を思い出してしまうのは私だけか?)
無表情の美人女王東堂ちゃん、ちょっと類を見ない感じの演説キャラ西嶋君、超能力者南ちゃん。
(あれ?西澤保彦の匠千暁シリーズと似てる!)
誰もが送るような日常生活を送る中での一連の事件。
まぁギャングの感想でも書いたけれど、都合のいい展開というのはある種の娯楽作にとってはテンポよく話が進む為にまぁ仕方が無いと思うので、ここでは気にしないことにするけれども
その都合のいい展開の上で作られてる本作のテンポってのは
飽きさせず中だるみもせず流石にちょうど良いものになってました。
特にクライマックスの主人公と鳥井君の「セドリック!」は
頭の中にはっきりと場面が浮かび上がってくるほどの私にとっての名シーン。
うん。伊坂は現代作家界の良心だ!
★★★★☆
コメント
はじめまして、リンクありがとうございました。
「ぶちぶちぼやいて〜」の回の女性作家の分類は的を得ていると思いました。そして、その判定も納得してしまいました(それは男性が頷くと問題なのでしょうかね)。
私のはちびた記憶の読書感想文ですが、暇なときにでも訪れてやってください。
ご丁寧にどうもありがとうございます!
あの日記は身近な周囲のヒトからは激しく無反応でした☆
ああ、ネットは私の神様です。
バタイユの感想文書いてる方がいるとは思いませんでした。
また遊びにちょくちょくいかせて下さい。