ISBN:4344002857 単行本 山田 宗樹 幻冬舎 2003/01 ¥1,680
ベストセラー本を読んでみよう週間第3弾。
映画は観ないで読んでみよう。
才媛であり別嬪さんであり小学校教師であった松子が
なぜブクブクに太って近所の人から嫌われて
一人で死んでいかなくてはいけなかったのだろうか、
なお話。
出てくる男出てくる男がこれがまぁロクデナシばっかりで
でもそれ以上に救いが無いのは松子自身の振る舞いだ。
父親に愛されなかったのが根元にあると言いたいのだろうが、
もう「これは私が男でもこうしたくなるよ」と
思わず私が思ってしまうほど松子自身の立ち振る舞いが救いが無い。
転落人生は松子自身が選び取ったものだ、とすら私は思う。
そこでの松子の一生懸命さや情に厚い真面目な性格は
マイナスポイントを加算するだけだ。
むしろ無い方が幸せになれるんじゃないか、と思ってしまう位だ。
共感や哀れみなどは私には全く無かった。
だけど、徹底的に救いのない物語だからこそ最後まで読めた。
(最後の名刺の使い方とか巧いよなぁ。落差だよ落差。)
救いが無いことがむしろ読者である私には救いだった。
このテンポのよさは映画だったら多分面白い。
映画見とけばよかったなぁ。
★★★☆
ベストセラー本を読んでみよう週間第3弾。
映画は観ないで読んでみよう。
才媛であり別嬪さんであり小学校教師であった松子が
なぜブクブクに太って近所の人から嫌われて
一人で死んでいかなくてはいけなかったのだろうか、
なお話。
出てくる男出てくる男がこれがまぁロクデナシばっかりで
でもそれ以上に救いが無いのは松子自身の振る舞いだ。
父親に愛されなかったのが根元にあると言いたいのだろうが、
もう「これは私が男でもこうしたくなるよ」と
思わず私が思ってしまうほど松子自身の立ち振る舞いが救いが無い。
転落人生は松子自身が選び取ったものだ、とすら私は思う。
そこでの松子の一生懸命さや情に厚い真面目な性格は
マイナスポイントを加算するだけだ。
むしろ無い方が幸せになれるんじゃないか、と思ってしまう位だ。
共感や哀れみなどは私には全く無かった。
だけど、徹底的に救いのない物語だからこそ最後まで読めた。
(最後の名刺の使い方とか巧いよなぁ。落差だよ落差。)
救いが無いことがむしろ読者である私には救いだった。
このテンポのよさは映画だったら多分面白い。
映画見とけばよかったなぁ。
★★★☆
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