ISBN:4087747786 単行本 岩井 志麻子 集英社 2005/10 ¥1,470
瞽女、盲目の女ばかりが集まる屋敷の美貌の女主人、すわ子。
不細工でも美人でもなくやたらと暗い(Syrup吐く血か!)お芳。
馬や牛だと例えられる醜女だが根拠も無い自信に満ち溢れてるイク。
この三人が、『牛女』の幻想に取り付かれるすわ子を中心に
一人ずつ語り手を代えてこの世ならぬものと関わっていく。
なお話。
岩井志麻子本領発揮!!なテーマだよな。
『件(くだん)』と近親相姦と血の繋がり性の在り方。
全部を岩井志麻子がミックスするとこういう話ができるわけだ。
所々でてくる岡山弁がまた良い作用を。
空気だとか衣擦れの音とか匂い立つ色気なんてのが
紙面から感じる異色な作家だと思う。
物凄いベタな誉め方をすると
『キャラが立ってるから、どの視点でも割と感情移入しやすい』
ウワ。
★★★★☆
瞽女、盲目の女ばかりが集まる屋敷の美貌の女主人、すわ子。
不細工でも美人でもなくやたらと暗い(Syrup吐く血か!)お芳。
馬や牛だと例えられる醜女だが根拠も無い自信に満ち溢れてるイク。
この三人が、『牛女』の幻想に取り付かれるすわ子を中心に
一人ずつ語り手を代えてこの世ならぬものと関わっていく。
なお話。
岩井志麻子本領発揮!!なテーマだよな。
『件(くだん)』と近親相姦と血の繋がり性の在り方。
全部を岩井志麻子がミックスするとこういう話ができるわけだ。
所々でてくる岡山弁がまた良い作用を。
空気だとか衣擦れの音とか匂い立つ色気なんてのが
紙面から感じる異色な作家だと思う。
物凄いベタな誉め方をすると
『キャラが立ってるから、どの視点でも割と感情移入しやすい』
ウワ。
★★★★☆
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