誰のための綾織

2006年8月21日 ★★
ISBN:4562038896 単行本 飛鳥部 勝則 原書房 2005/05 ¥2,100

三人の少女と、哲子先生。
新潟県中越地震のあの夜、誘拐されて監禁された。
自殺したクラスメイトの父親と兄と、大男。
さぁ、何が起こるのでしょうか。
なお話。

えーと、まずこの本自体の感想。
ドイツもコイツも不必要に理屈っぽい。
その不必要な理屈っぽさと無駄に織り込まれた知識、
それが全体の雰囲気を滑らかに動かしてる感じがしたので
これはこれで手法としてアリだと思われます。
ミステリとしてどうとかではなく
少女崇拝小説。

少女漫画は全く読まないので
この本が盗作だ、と言われ問題になった
三原順氏の「はぐれっこ」シリーズも拝見した事は無いのだけれど
盗作ってのパクったほうのファンもパクられたほうのファンも
大概にして傷付くもので在るらしいですね。

世の中パクりパクられ。今更何を思う事も無いけれど
せっかく書いたものが評価される以前のものになってしまうのは
とても悲しい事だと思うのですよ。





★★

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