ISBN:4829162767 文庫 むー 富士見書房 2004/11 ¥525

なにこれ。

読んだ直後の私の一言はそれで。
実弾主義の主人公と、虚言と空想に逃げる藻屑。

子供と暴力と言う組み合わせは無条件に怖い。
逃げ場の無い恐怖。抵抗が許されない事の恐怖。
勿論私だって知ってる。
皆、子供だったんだもの。
いわれの無い暴力も、保護されない心細さも子供には死活問題だもの。

ま、物語としてどうかといわれたら
「タイトルの秀逸さと同じクオリティではないですね」
くらいの。

だいたいどんな物語でも美男美女であることが絶対条件で
重要な役割を担う登場人物は皆美形で
そもそも登場人物が美形である事はそんなに重要な事なのか、と。
魔法使いの兄にしても、海野父雅愛にしても
主人公にしても、藻屑にしても、みんな揃いも揃って美形描写が。
心理描写の先にある美形ならまだ分かる。
この本に限った事じゃないが、容姿が美形である事ってのは
物凄く分かりやすくて安易なキャラ設定でありますなぁ。

私は不細工でも美人でもなくやたらと暗、じゃなくて
不細工でも美人でもないのにきっちり感情移入できるような
素敵な主人公に心を預けたいのです。

あーもう自分が何書いてるのか全然わかんねー。

★★★☆

コメント

ヒコヒコ
ヒコヒコ
2007年8月29日12:45

楽しく読ませて頂いています。こちらこそよろしくお願いします。

舌足らず
舌足らず
2007年9月6日8:52

ご丁寧にありがとうございます。
どうぞよろしく、です!

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